「助産師って、赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会えて幸せそう!」
助産師と聞くと、そんなイメージを持つ方も多いと思います。
もちろん、赤ちゃんが無事に生まれた瞬間は本当に嬉しいです。
でも、助産師の仕事は楽しいことや嬉しいことばかりではありません。
命に関わる仕事だからこその緊張感や、大きな責任を感じる場面もあります。
今回は、助産師として働いてきた私が、仕事のやりがい・大変なこと・働き続けるために大切だと思うことを本音で紹介します👩🏻⚕️
👩🏻⚕️ 正直「向いてないかも」と思うこともある
いきなりですが……
私自身、助産師として働いていて、
「私、助産師向いてないんじゃないかな😂」
と思うこと、結構あります。笑
助産師は、お母さんと赤ちゃんの命に関わる仕事。
ちょっとした変化を見逃さないように観察したり、状況を判断したり、必要なときには医師や他のスタッフと連携したり。
毎回「これでよかったのかな?」と振り返ることもあります。
8年目になった今でも、すべてのことに自信満々というわけではありません。
むしろ、経験を積むほど、
「もっとこうできたかもしれない」
と思うこともあります。
でも、それでも私はお産が楽しいと思っています。
🩷 お産に関われることは大きなやりがい
助産師の仕事で、私が一番やりがいを感じるのはやっぱり分娩に関わることです。
陣痛で不安になっているお母さんに声をかけたり、姿勢を変えたり、呼吸を一緒に整えたり。
その時のお母さんの状態に合わせて、必要なサポートを考えます。
自分の声かけやちょっとした介入が、
「少し安心できた」
「安全にお産を進められた」
ということにつながったと思えると、大きな達成感があります。
そして、無事に赤ちゃんが生まれたあと。
産後にお母さんと、
「こんなこともあったね」
「ここ、すごく頑張ったよね」
と一緒に振り返る時間があります。
その時間が私はすごく好きです☺️
出産という大きな出来事を、一緒に振り返る。
その時間を過ごせることは、助産師として幸せな瞬間のひとつです。
😳 でも、分娩には常に緊張感がある
楽しい一方で、分娩には常に緊張感があります。
出産は、基本的には正常に経過していても、いつ何が起こるか分からないからです。
特に分娩係を担当することが多い年代になると、勤務中は常に気が抜けません。
「次のお産はいつかな?」
と考えながら仕事をしているし、休憩中でも、
「電話鳴ったらどうしよう😂」
と完全には気を抜けないこともあります。
さっきまで元気だったお母さんの状態が急に変化したり、赤ちゃんの心拍に変化が出たり。
その場で状況を判断して、必要な対応をしていかなければいけません。
だからこそ、無事にお産が終わったときの達成感も大きいんです。
🌿 「おめでとう」だけではないお産もある
助産師として働いていると、すべてのお産で「おめでとうございます」と言えるわけではありません。
中絶のためのお産。
IUFD(子宮内胎児死亡)となった赤ちゃんのお産。
生まれてくる赤ちゃんの看取りが決まっているお産。
こうした、悲しいお産に関わることもあります。
助産師になったばかりの頃は、どう声をかければいいのか分からなくなったり、自分自身も気持ちがいっぱいになったりすることがありました。
でも、そんなときに私たちができることは、そのお母さんが赤ちゃんに会うために頑張っている時間を支えること。
必要なケアを行うことはもちろん、
「ここにいて大丈夫」
と思ってもらえるような、穏やかな雰囲気を作ること。
お母さんの気持ちを無理に変えようとするのではなく、その人のそばにいること。
私自身もまだまだ学んでいる途中ですが、どんなお産であっても、その人にとって大切な時間であることを忘れないようにしたいと思っています。
💦 体力的にも大変!夜勤は特にハード
助産師は夜勤がある職場も多いので、体力的な大変さもあります。
特に分娩が重なる夜勤は本当に忙しい😂💦
お産が進んでいる妊婦さんを見ながら、産後のお母さんや赤ちゃんのケアをして、授乳のサポートをして、電話対応をして……
夜勤はスタッフの人数も少なくなるので、いろいろなことを同時に考えながら動く必要があります。
以前の記事でも紹介しましたが、産科病棟には妊婦さんから24時間電話がかかってくることもあります。
「陣痛がきたかも」
「破水したかも」
「出血したけど大丈夫?」
など、夜中でも相談があります。
休憩中に電話が鳴って、お産が始まることだってあります😂
だから「夜勤中にゆっくり休憩♪」という日は、なかなかありません。笑
💰 正直、お給料も働きがいのひとつ
ちょっと現実的な話もします。笑
仕事のやりがいって、「人の役に立てて嬉しい!」だけではないと思うんです。
お給料や手当、福利厚生なども、長く働くためには大切ですよね。
助産師を含め、看護職は夜勤手当が収入に大きく影響することがあります。
夜勤がない働き方になると、収入が下がることもあります。
だから私自身、職場を選ぶときには、
- 夜勤手当
- 給与
- 福利厚生
- 休暇制度
- 教育体制
なども確認していました。
「やりがいがあるから、お給料はどうでもいい!」
ではなく、自分が無理なく働き続けるための条件を考えることも大切だと思います🫵🏻
📚 助産師は「学び続ける仕事」
助産師になったら勉強は終わり!
……ではありません😂
むしろ、働き始めてからのほうが「もっと勉強しないと」と思うことも多いです。
妊娠・出産・新生児の医療はもちろん、施設によって扱う症例も違います。
研修に参加したり、資格を取得したり、勉強会に参加したり。
スタッフそれぞれが自己研鑽を続けています。
私自身も、働きながら新しい知識を身につける必要性を感じています。
もちろん大変ではありますが、
「もっと知りたい」
「もっとできるようになりたい」
という向上心を持ち続けることは、助産師として働く上で大切だと思います。
🤝 助産師は一人ではできない仕事
そして、助産師として働いていて改めて感じるのが、チームで働くことの大切さです。
助産師だけですべてを判断するわけではありません。
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など、さまざまな職種と連携しながら、お母さんと赤ちゃんを支えています。
特にリスクのある妊娠・出産では、多職種で情報を共有しながら対応します。
一人で抱え込むのではなく、
「これは先生に相談しよう」
「このケースは他のスタッフにも共有しよう」
と考えることも、安全な医療につながります。
🌸 大変だけど、それでも助産師を続けたい
こうして書いてみると、
「助産師って大変じゃん😂」
と思うかもしれません。笑
もちろん、大変です。
緊張することもあるし、夜勤もある。
自分の判断に悩むこともあるし、悲しいお産に関わることもあります。
それでも私は、お産が好きです。
お母さんと一緒に赤ちゃんが生まれる瞬間を迎えて、
「頑張ったね」
と振り返ることができる。
自分の関わりが、お母さんの安心や安全につながったと感じられる。
そんな瞬間に、大きなやりがいを感じます。
「向いてないかも」と思うことがあっても、
「やっぱり助産師っていいな」
と思える瞬間がある。
それが、私が9年間助産師を続けてこられた理由のひとつなのかもしれません☺️
👩🏻⚕️ 助産師って何してる?シリーズ
助産師の仕事について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ👇🏻
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・助産師になるには?資格・学校・国家試験までの流れを解説
・助産師の仕事内容とは?病院で実際に何をしている?
・助産師の1日|病院の日勤・夜勤は何をしている? ・助産師はどこで働く?病院・クリニック・助産院の違いを紹介
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