出産を終えてホッとしたのも束の間、
「赤ちゃんは入院中、どんなことをするの?」
「毎日どんな検査があるの?」
「沐浴っていつする?」
「体重が減っているけど大丈夫?」
など、赤ちゃんについて気になることも多いですよね👶🏻
産後の入院中は、赤ちゃんが元気に過ごせているかを確認しながら、授乳やおむつ交換などのお世話を少しずつ覚えていきます。
今回は、産後の入院中に赤ちゃんに行うことや、検査・沐浴・体重測定について、助産師の視点からわかりやすく解説します。
※赤ちゃんに行う検査やケアの内容・タイミングは、施設や赤ちゃんの状態によって異なります。
産後の入院中、赤ちゃんには何をする?
入院中の赤ちゃんには、主に次のようなことを行います👶🏻
・体温や呼吸などの観察
・授乳やミルクの確認
・おしっこ・うんちの確認
・体重測定
・黄疸のチェック
・沐浴
・へその緒のケア
・新生児の検査
・退院前の診察
一つひとつ見ていきましょう✨
赤ちゃんの体調を毎日チェック
赤ちゃんは大人と違って、自分で「ちょっと苦しい」「体調が悪い」と伝えることができません。
そのため、助産師や看護師が赤ちゃんの様子をこまめに観察します。
例えば、
・体温
・呼吸の様子
・心拍
・顔色
・哺乳の様子
・活気
・おしっこやうんち
・黄疸の程度
などを確認します。
授乳のときにしっかり飲めているか、眠りすぎていないか、泣き方や動きに変化がないかなども大切な観察ポイントです👶🏻
「なんとなくいつもと違う気がする」というママの感覚も、とても大切。
気になることがあれば、遠慮せずスタッフに伝えてくださいね☺️
赤ちゃんの体重を測る
入院中は赤ちゃんの体重も定期的に測定します⚖️
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間、体重が減ることがあります。
これは、母乳やミルクを飲む量がまだ少ないことに加えて、おしっこやうんち、体から水分が出ていくことなどが関係しています。
そのため、
「体重が減った=母乳が足りない」
とは限りません。
赤ちゃんの体重だけを見るのではなく、
・授乳の様子
・おしっこやうんち
・赤ちゃんの活気
・黄疸
・体重の変化
などを合わせて見ていきます。
体重の減り方によっては、授乳方法を工夫したり、ミルクを追加したりすることもあります。
必要な場合は助産師が一緒に方法を考えてくれるので、不安になりすぎなくて大丈夫ですよ🌿
黄疸のチェック
新生児期には、赤ちゃんの肌や白目が黄色っぽくなる「黄疸」がみられることがあります。
多くの場合は生理的な変化ですが、黄疸の程度や出てくる時期などによっては、さらに詳しく確認する必要があります。
入院中は赤ちゃんの顔色や皮膚の色を観察したり、必要に応じて黄疸の測定を行ったりします。
場合によっては血液検査などを行うこともあります。
「黄色っぽく見えるけど大丈夫かな?」と思ったら、ママだけで判断せず、スタッフに見てもらいましょう👶🏻
沐浴をする
入院中には、赤ちゃんの沐浴を行います🛁
施設によっては、スタッフが沐浴を行うだけでなく、ママやパパが実際に沐浴を練習することもあります。
沐浴では、
・顔を拭く
・頭や体を洗う
・首や脇などのしわを洗う
・おしりをきれいにする
・体を拭いて着替えさせる
など、一連のお世話を経験します。
「首がぐらぐらして怖い…」と思う方も多いですが、入院中に助産師が抱き方や洗い方を一緒に確認してくれます☺️
退院後に困らないよう、わからないことはこのタイミングでどんどん聞いておきましょう✨
沐浴については、当ブログでも詳しく紹介しています👇
👉「赤ちゃんの沐浴はいつまで?やめるタイミングとその後の入浴について助産師が解説」
へその緒のケア
赤ちゃんのおへそには、出生後しばらく「臍帯(へその緒)」が残っています。
入院中は、へその緒の状態を確認しながら、清潔を保つためのケアについて説明します。
へその緒は時間が経つと少しずつ乾燥していき、自然に取れていきます。
退院後のお手入れ方法についても、施設の指導に沿って行いましょう。
赤くなっている、出血が続く、膿のようなものが出ているなど、気になる変化があれば相談してくださいね。
新生児の検査を受ける
入院中には、赤ちゃんの健康状態を確認するためにいくつかの検査が行われます。
代表的なものとして、
・新生児マススクリーニング検査(先天性代謝異常等検査)
・新生児聴覚検査
・黄疸の確認
などがあります。
検査の内容や実施時期、費用などは自治体や施設によって異なる場合があります。
また、赤ちゃんの状態に応じて、追加の検査が必要になることもあります。
「検査をする=何か病気がある」という意味ではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんの健康状態を確認し、早く必要な対応につなげるために行われています🌿
授乳や排泄の様子もチェック
入院中は、赤ちゃんがどのくらい飲めているかも大切な観察ポイントです🍼
母乳の場合は、
「何回授乳したか」
「しっかり吸えているか」
「授乳後の赤ちゃんの様子はどうか」
などを確認します。
さらに、おしっこやうんちが出ているかも確認します。
新生児期は、授乳・排泄・体重などを合わせて赤ちゃんの状態を見ていきます。
「何回おしっこが出たかわからない…」
「うんちの色がこれでいいの?」
など、ちょっとした疑問でも大丈夫。
入院中はスタッフに確認できる貴重な期間なので、どんどん聞いてくださいね😊
退院前には赤ちゃんの診察も
退院前には、赤ちゃんの全身状態を確認するための診察が行われます。
体重や黄疸、授乳・排泄の状況なども含めて、退院しても大丈夫か確認します。
必要に応じて追加の検査や診察が行われることもあります。
ママ自身の退院準備と同時に、赤ちゃんの退院準備も進めていくイメージです👶🏻💕
入院中は「赤ちゃんのお世話を練習する期間」でもある
産後の入院期間は、ママの体を休めるだけではありません。
赤ちゃんのお世話を少しずつ覚えていく期間でもあります。
授乳、抱っこ、おむつ交換、沐浴、着替え、へその緒のケアなど…。
最初から全部できなくて当たり前です☺️
「こんなこと聞いていいのかな?」
と思うような小さな疑問でも、助産師や看護師に聞いて大丈夫。
むしろ、退院してから困らないために、入院中にたくさん質問しておくのがおすすめです。
私自身、助産師として入院中のママたちから、
「これって普通ですか?」
「授乳がうまくできません」
「赤ちゃんが寝てばかりなんですが大丈夫?」
など、さまざまな相談を受けます。
出産直後は、ママ自身も疲れているうえに、初めての赤ちゃんのお世話が始まります。
不安になるのは当然のことです🌷
わからないことがあれば、一人で抱え込まずに頼ってくださいね。
まとめ
産後の入院中、赤ちゃんには、
・体温や呼吸などの健康チェック
・授乳や排泄の確認
・体重測定
・黄疸のチェック
・沐浴
・へその緒のケア
・新生児の検査
・退院前の診察
などが行われます👶🏻✨
検査やケアの内容・タイミングは施設や赤ちゃんの状態によって異なります。
そして入院期間は、赤ちゃんの健康状態を確認するだけでなく、ママやパパが赤ちゃんのお世話を覚えていく大切な時間でもあります。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思ったことほど、ぜひ助産師に聞いてみてくださいね☺️💕
次回は、産後の入院生活で気になる方も多い
「母子同室ってどんな感じ?」
について解説します👩⚕️✨
産後の入院生活シリーズ
① 出産後の入院生活ってどんな感じ?入院日数やスケジュールを助産師が解説
② 出産後1日目は何をする?ママの体と赤ちゃんの様子を助産師が解説
③ 産後の授乳はいつから?授乳回数や母乳が出るまでを助産師が解説
④ 産後の「悪露」って何?量・色・期間と受診の目安を助産師が解説
⑤ 産後の入院中、赤ちゃんには何をする?検査・沐浴・体重測定を助産師が解説
⑥ 母子同室ってどんな感じ?メリット・大変なことを助産師が解説
⑦ 退院前に何をする?産後の診察・赤ちゃんの診察・退院指導を助産師が解説
⑧ 産後の入院中に聞いておきたいこと・やっておきたいこと


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