授乳が始まると、お母さんからたくさんの質問をいただきます。
「母乳は足りてるのかな?」
「赤ちゃんが寝ちゃって飲んでくれません…」
病棟でも毎日のように聞かれる質問を、助産師の視点でまとめました。
赤ちゃんが起きません。起こした方がいいですか?
これは退院前によく聞かれる質問です。
新生児はまだ昼夜のリズムができていないため、お腹が空いていても寝続けてしまうことがあります。
そのため、こちらから起こして授乳することも大切です。
厳密に3時間ごとにアラームをかける必要はありませんが、前回の授乳から4時間以上空いてしまう場合は、一度起こしてみましょう。
おむつを替えたり、服を少しパタパタして刺激したりすると起きてくれることがあります。
そして、ようやく起きたと思っても…
ママの抱っこや匂い、ぬくもりで安心して、また寝てしまう赤ちゃんもたくさんいます😊
そのまま少ししか飲めないと、すぐまたお腹が空いて「ちょこちょこ飲み」になってしまうことも。
できるだけ一度にしっかり飲めるよう、優しく起こしながら授乳してあげましょう。
母乳は何分飲ませたらいいですか?
「左右10分ずつですか?」
という質問もよくいただきます。
実は授乳時間は赤ちゃんによってさまざまで、「何分飲めば正解」というものはありません。
まずは左右5分ずつ飲んでもらい、まだ飲めそうならもう一度左右を吸ってもらう方法もおすすめです。
大切なのは時間よりも、左右バランスよく吸ってもらうことです。
ミルクはどれくらい足せばいいですか?
母乳育児を希望している方ほど不安になる質問です。
入院中は毎日赤ちゃんの体重を測りながら、必要なミルク量を助産師や医師が調整しています。
退院前には、
「お家ではこのくらい足してくださいね。」
と説明がありますので、まずはその指示に合わせれば大丈夫です。
母乳の量は1日の中でも変化します。
そのため、「ずっと同じ量を足す」というより、その時々の赤ちゃんの様子に合わせていくことが大切です。
退院後は毎日体重を測る必要はありません。
赤ちゃんが元気に起きて、おしっこやうんちがしっかり出ていれば、順調な目安になります。
おっぱいが張って痛いです
産後2〜4日頃になると、
「急におっぱいがパンパンになりました。」
という相談もよくあります。
実は母乳は血液から作られています。
母乳がたくさん作られる前に、一度乳房へ血液が集まり、張りや痛みを感じることがあります。
一番の解決方法は、赤ちゃんにしっかり吸ってもらうことです。
乳房を優しくマッサージしたり、乳頭をほぐしてから授乳すると飲みやすくなることもあります。
痛みが強い時は一時的に冷やすこともありますが、冷やしすぎると血液の流れも抑えてしまうため、あくまでも一時的な対処と考えましょう。
授乳スタイルは決めておいた方がいいですか?
妊娠中から、
「完全母乳で育てたい」
「混合でいきたい」
など、何となくでもイメージしておくのがおすすめです。
授乳にはいろいろな考え方があり、施設や助産師によってアドバイスが少し違うこともあります。
だからこそ、「これが絶対に正しい」というものはありません。
また、乳頭の状態によっては妊娠中からケアを勧められる方もいます。
妊婦健診でも相談できますので、気になることがあればぜひ聞いてみてくださいね。
まとめ
授乳は、お母さんも赤ちゃんも初めてのことばかりです。
最初から完璧にできる人はいません。
病棟でも毎日たくさんの質問をいただきますが、それは当たり前のことです。
困った時は、一人で悩まず助産師や医師へ相談してくださいね。
ママと赤ちゃんに合った授乳方法を、一緒に見つけていきましょう😊
関連記事🍼


コメント