退院前になると、赤ちゃんのお世話だけでなく、「家に帰ってからの生活」についてたくさん質問をいただきます。
今回は、助産師として病棟でよく聞かれる退院後の質問を5つご紹介します。
これから出産を迎える方や、退院を控えている方の参考になれば嬉しいです。
外出はいつからできますか?
「いつからお散歩していいですか?」
「買い物に連れて行っても大丈夫ですか?」
という質問をよくいただきます。
赤ちゃんは生後1か月頃までは、お家でゆっくり過ごすのがおすすめです。
1か月健診で問題がなければ、少しずつ短時間のお散歩から始めてみましょう。
ママも産後約6〜8週間(産褥期)は体を回復させる大切な時期です。
無理をせず、まずは休むことを優先してくださいね。
家事はどこまでしていいですか?
退院すると、
「今日から普段通りの生活!」
と思われる方もいますが、実はそうではありません。
産後約1か月は、入院中と同じように
「授乳をして、その合間はママも休む」
という生活が理想です。
軽い家事は体調を見ながら少しずつ始めても構いませんが、長時間立ちっぱなしになったり、重い物を持ったりするのはまだ負担が大きい時期です。
赤ちゃんが眠っている間は、ママも一緒に休むことを意識してみてください。
お風呂はいつから入れますか?
ママは1か月健診で問題がなければ、湯船につかれることが多いです。
それまではシャワーで過ごしましょう。
赤ちゃんは1か月健診までは沐浴がおすすめです。
その後は大人と同じ湯船に入っても大丈夫ですが、
「沐浴の方がやりやすい」
という理由で、そのまま続けるご家庭も少なくありません。
ご家庭でやりやすい方法を選んでくださいね。
夜は全然寝られませんか?
「夜泣きが心配です。」
という声もよく聞きます。
新生児期は昼夜の区別がまだついていないため、「夜泣き」というより、お腹が空いたり抱っこしてほしかったりして泣くことがほとんどです。
数時間おきの授乳が続くため、まとまって眠れない日が続くこともあります。
だからこそ、日中も「家事を頑張る」のではなく、赤ちゃんが寝ている時はママも休むことがとても大切です。
退院後の生活で一番大切なことは?
実は、退院前によくお伝えしていることがあります。
それは、
「出産がゴールではなく、育児のスタートです。」
ということです。
退院してから、
「思っていたより大変だった…」
と感じるご家族は少なくありません。
だからこそ妊娠中から、
・家事は誰が担当するか
・夜間の対応はどうするか
・困った時は誰に頼るか
など、ご家族で話し合っておくことをおすすめしています。
出産準備というとベビー用品ばかりに目が向きがちですが、退院後の生活をイメージしておくことも、とても大切な準備の一つです。
まとめ
退院後は新しい生活が始まり、不安や疑問がたくさん出てきます。
産後約1か月は、ママの体を回復させる大切な時期です。
家事を頑張りすぎず、授乳をしたら一緒に休むくらいの気持ちで過ごしてくださいね。
そして、育児は一人で頑張るものではありません。
妊娠中からご家族と退院後の生活について話し合い、協力できる環境を整えておくことが、安心した育児につながります😊
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