助産師が解説!葉酸サプリはいつからいつまで?妊活中から始めたい理由🌿🤰🏻

妊娠・出産

わたしは現在、助産師としてMFICUで勤務しています。

妊婦さんと関わる中で、妊娠中の栄養についても学びを深めてきました。

妊婦健診でよく聞かれる質問のひとつが、

「葉酸サプリって妊娠してから飲めばいいですか?」
「いつまで飲み続けたらいいんですか?」

というものです。

実は、葉酸は妊娠が分かってからではなく、妊娠を考え始めたタイミングから摂ることが大切とされています。

今回は、助産師の視点から葉酸サプリについて分かりやすくお話しします。

葉酸は妊娠前から必要な栄養素

葉酸が特に重要になるのは、妊娠4〜12週頃です。

この時期には、赤ちゃんの脳や脊髄のもととなる「神経管」が作られます。

しかし、この頃はまだ妊娠に気付いていない方も少なくありません。

そのため、「赤ちゃんが欲しいな」と思った時点から葉酸を摂り始めることがすすめられています。

葉酸を十分に摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクを減らせることが分かっています。

厚生労働省も妊活中からの葉酸摂取を推奨しています

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、

妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性及び妊娠初期の妊婦は、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のために、通常の食品以外の食品に含まれる葉酸を400μg/日摂取することが望まれる

とされています。

つまり、通常の食事に加えて、サプリメントなどから400μgの葉酸を摂取することが推奨されています。

食事だけでは十分な葉酸を摂るのは難しい

葉酸は、

・ほうれん草
・ブロッコリー
・アスパラガス
・いちご
・アボカド

などに多く含まれています。

ただし、葉酸は水に溶けやすく熱にも弱い栄養素です。

調理や保存によって減ってしまうため、食事だけで毎日必要量を摂り続けるのは意外と難しいとされています。

そのため、妊活中から妊娠初期は、サプリメントを上手に活用することがおすすめされています。

妊娠してから飲み始めても遅い?

妊婦健診では、

「妊娠が分かってから葉酸サプリを買いました。」

という方も少なくありません。

結論から言うと、その時点から飲み始めても決して遅くはありません。

ただ、葉酸が最も重要になる時期は妊娠初期です。

そのため、妊娠を考え始めたタイミングから準備できると、より安心です。

葉酸サプリはいつまで飲めばいい?

妊娠初期は、サプリメントを活用して葉酸を補うことが推奨されています。

一方で、妊娠中期以降は、葉酸サプリを継続することについてさまざまな研究が行われています。

妊娠後期まで葉酸サプリを継続した場合と小児喘息との関連を検討した研究もありますが、現時点では一貫した結論は出ていません。

そのため、妊娠初期を過ぎたあとは、バランスの良い食事を基本とし、サプリメントを続けるかどうかは、かかりつけ医や助産師と相談しながら決めると安心です。

また、一部の葉酸サプリにはDHAやEPAが配合されている商品もあります。

病院によっては、帝王切開や無痛分娩などで麻酔を予定している方に対し、DHA・EPAの影響を考慮して妊娠後期にサプリメントの中止を案内することがあります。

対応は病院によって異なるため、自己判断で中止するのではなく、かかりつけの医師や助産師の指示に従いましょう。

飲みすぎには注意

葉酸は大切な栄養素ですが、多く飲めば良いというものではありません。

サプリメントは、表示されている摂取目安量を守ることが大切です。

また、葉酸を体内で効率よく働かせるためにはビタミンB6やビタミンB12などのサポートが必要になります。

葉酸だけを意識するのではなく、毎日の食事でさまざまな栄養素をバランス良く摂ることも忘れないようにしましょう。

助産師からひとこと

妊娠中の栄養について学ぶ中で改めて感じたのは、「葉酸は妊娠してからではなく、妊娠前から意識することが大切」ということです。

妊活中の方も、すでに妊娠中の方も、毎日の食事を基本にしながら、必要に応じてサプリメントを上手に取り入れていけると安心ですね。

まとめ

葉酸サプリのポイントは、

・妊活中から始めるのがおすすめ
・妊娠4〜12週頃が特に重要
・通常の食事に加えて400μg/日の葉酸摂取が推奨されている
・食事だけでは必要量を摂るのが難しいため、サプリメントを活用する
・サプリメントは飲みすぎず、病院の指示にも従う

ということです。

葉酸サプリを選ぶポイント🌿

私が選ぶときに一つの目安にしているのが、GMP認定工場で製造されている商品かどうかです。

品質管理の基準の一つなので、迷ったときの参考になります。

私が実際におすすめしている葉酸サプリは楽天ROOMでも紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

次回は、「妊娠中の鉄分と貧血」についてお話ししたいと思います。


参考資料

・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

※この記事は、厚生労働省の公的資料や専門書を参考に、助産師としての臨床経験と、妊娠中の栄養について学んだ内容をもとに作成しています。

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