赤ちゃんが生まれると、
「黄色く見えるけど大丈夫?」
「黄疸って病気なの?」
と心配になる方は多いのではないでしょうか。
実は、新生児黄疸は多くの赤ちゃんにみられる、とても一般的なものです。
今回は助産師の視点から、黄疸の原因や受診の目安についてわかりやすくご紹介します。
新生児黄疸って何?
黄疸とは、血液中の「ビリルビン」という物質が増えることで、皮膚や白目が黄色く見える状態です。
赤ちゃんは生まれたあとに不要になった赤血球をたくさん壊すため、一時的にビリルビンが増えやすくなります。
さらに、生まれたばかりの赤ちゃんは肝臓の働きがまだ未熟なため、ビリルビンを十分に処理できず、黄疸が出やすくなります。
そのため、多くの赤ちゃんにみられる「生理的黄疸」は、成長の過程で起こる自然な変化です。
白目が黄色いけど大丈夫?
病棟でも、
「白目が黄色くなってきました!」
と相談されることがよくあります。
白目が黄色く見えること自体は、黄疸では珍しいことではありません。
ただし、黄疸が強くなってくると、顔だけでなく胸・お腹・手足へと広がって見えることがあります。
気になる変化があれば、遠慮せず医療機関へ相談しましょう。
光線療法って何?
黄疸が強くなった場合には、「光線療法」という治療を行うことがあります。
青い光を当てることで、ビリルビンを体の外へ排出しやすくする治療です。
初めて聞くと驚かれる方も多いですが、光線療法を受ける赤ちゃんは決して珍しくありません。
日本では黄疸による重い合併症を予防するため、比較的早い段階から治療を始める基準になっています。
そのため、「光線療法になった=重症」というわけではありません。
また、日本人の赤ちゃんは黄疸が出やすいといわれており、血液型の違いや母乳の影響などで黄疸が長引くこともあります。
現在は早期に治療を行うことで、黄疸による脳症などの重い病気はほとんどみられなくなっています。
こんな時は受診しましょう
退院後は、次のような様子があれば早めに医療機関へ相談してください。
・授乳量が少ない、飲みが悪い
・おしっこやうんちの回数が少ない
・ぐったりして元気がない
・手足まで黄色く見える
・「いつもと違う」と感じる
黄疸だけでなく、赤ちゃん全体の様子を見ることがとても大切です。
助産師として伝えたいこと
退院後は、
「黄色い気がするけど、病院へ行くほどかな…」
と迷うこともあるかもしれません。
でも、お母さんやお父さんの「なんとなく気になる」という感覚はとても大切です。
迷った時は一人で悩まず、出産した病院や小児科へ相談してくださいね。
まとめ
新生児黄疸は、多くの赤ちゃんにみられる生理的な変化です。
一方で、授乳量や排泄、元気さなども合わせて観察することが大切です。
黄疸だけで判断するのではなく、「赤ちゃんがいつも通り元気に過ごせているか」を意識しながら見守ってあげてください。
不安なことがあれば、「こんなことで相談していいのかな?」と思わず、遠慮なく医療機関へ相談してくださいね😊
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