出産後、
「まだ母乳が出ていません…」
「赤ちゃんに足りているか心配です。」
そんな不安を感じるママはとても多くいます。
でも、実は産後すぐに母乳がたくさん出る方は多くありません。
今回は、助産師の視点から母乳が出る仕組みや、産後すぐの母乳についてわかりやすくご紹介します。
母乳はいつから出るの?
母乳は、赤ちゃんが生まれて胎盤が出たあとから、本格的に作られるようになります。
胎盤が出ることで、母乳を作るホルモンが働き始めるためです。
そのため、出産直後からたくさん母乳が出るわけではありません。
「まだあまり出ていない…」
と感じても、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
初乳って何?
出産後数日間に出る母乳を「初乳」といいます。
初乳は量こそ多くありませんが、
・免疫に関わる成分
・たんぱく質
・赤ちゃんを守る栄養
がたくさん含まれている、とても大切な母乳です。
「少ししか出ていないから意味がない」
ということは決してありません。
母乳が少なくても大丈夫?
病棟でも、
「全然出ていないのに足りていますか?」
という質問を本当によくいただきます。
でも、生まれたばかりの赤ちゃんの胃袋はさくらんぼくらいの大きさしかありません🍒
さらに、お腹の中で蓄えてきた栄養もあるため、最初から大量の母乳が必要なわけではありません。
病院ではちゃんと見ています
入院中は、赤ちゃんの体重を毎日確認しています。
実は、生まれてから数日は体重が少し減るのが普通です。
そのため、
・体重の減り方
・おしっこやうんちの回数
・赤ちゃんの様子
などを総合的に見ながら、必要があれば助産師や医師からミルクを足す提案をしています。
「母乳だけで足りているかな…」
と、一人で悩まなくても大丈夫です。
赤ちゃんに吸ってもらうことが大切
産後すぐは、母乳がたくさん出ることよりも、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが大切です。
赤ちゃんが吸う刺激によって、
「もっと母乳を作ろう!」
と体が働き始めます。
最初は出なくても、その積み重ねが今後の母乳分泌につながっていきます。
助産師として伝えたいこと
病棟では、母乳が出ないことを気にして涙を流されるママに出会うことがあります。
でも、最初からたくさん母乳が出る方は決して多くありません。
母乳は少しずつ増えていくものです。
焦らず、赤ちゃんと一緒に少しずつ練習していけば大丈夫ですよ😊
まとめ
母乳は、胎盤が出たあとから本格的に作られ始めます。
・産後すぐはたくさん出なくても普通
・初乳は少量でもとても大切
・病院では体重や排泄を確認しながら必要に応じてミルクを提案している
・赤ちゃんに吸ってもらうことが母乳分泌につながる
産後すぐは不安になることも多い時期ですが、「今はこの状態で大丈夫なんだ」と安心していただけたら嬉しいです。
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