出産後の入院生活について調べていると、
「母子同室ってどんな感じ?」
「ずっと赤ちゃんと一緒なの?」
「夜も赤ちゃんのお世話をするの?」
「ちゃんと眠れるのかな…?」
と気になる方も多いのではないでしょうか👶🏻
母子同室とは、出産後の入院期間中、ママと赤ちゃんが同じ部屋で過ごすことです。
赤ちゃんと一緒に過ごしながら、授乳やおむつ交換などのお世話を少しずつ覚えていきます。
一方で、出産直後のママは身体がまだ回復途中。
「赤ちゃんと一緒に過ごしたいけれど、休む時間もほしい…」
という気持ちになるのも当然です🌿
今回は、母子同室のメリットや大変なこと、しんどいときの過ごし方について、助産師の視点からわかりやすく解説します👩⚕️✨
※母子同室の方法や時間、赤ちゃんを預かってもらえるかどうかなどは、施設によって異なります。
母子同室とは?
母子同室とは、ママと赤ちゃんが同じ部屋で過ごすことです👩🍼👶🏻
授乳やおむつ交換、抱っこなど、赤ちゃんのお世話をしながら入院生活を送ります。
「出産したらすぐに24時間ずっと赤ちゃんと一緒なの?」
と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
施設によって、
・出産後しばらくしてから母子同室を開始する
・日中だけ母子同室にする
・夜間は赤ちゃんを預かることがある
・ママの希望や体調に合わせて調整する
など、さまざまな方法があります。
また、赤ちゃんの状態によっては新生児室などで管理することもあります。
そのため、入院前に「母子同室はどのようなスタイルですか?」と確認しておくと安心ですよ☺️
母子同室では何をするの?
母子同室になると、赤ちゃんのお世話をしながら過ごします👶🏻💕
例えば、
・授乳
・ミルクをあげる
・おむつ交換
・抱っこ
・寝かしつけ
・赤ちゃんの様子を観察する
などです。
出産後すぐは、
「赤ちゃんのお世話なんてできるかな…」
と不安になるかもしれません。
でも、入院中は助産師や看護師がサポートしてくれます。
授乳の仕方や抱っこの方法、おむつ交換なども、一つずつ練習していきます。
最初から完璧にできなくて大丈夫です🌷
母子同室のメリット① 赤ちゃんのお世話に慣れやすい
母子同室の大きなメリットの一つが、赤ちゃんのお世話を実際に経験できることです。
赤ちゃんは、
「お腹が空いた」
「おむつが気持ち悪い」
「眠たい」
「抱っこしてほしい」
など、さまざまな理由で泣きます。
一緒に過ごしていると、
「この泣き方は授乳かな?」
「今は眠そうだな」
など、少しずつ赤ちゃんの様子がわかるようになってきます👶🏻
退院後はいきなり赤ちゃんとの生活が始まるので、入院中にお世話を経験しておくことは大きな安心につながります。
母子同室のメリット② 授乳のタイミングをつかみやすい
母子同室では、赤ちゃんが欲しがるサインに気づきやすくなります🍼
赤ちゃんは、泣く前から、
・口を開ける
・舌を動かす
・手を口に持っていく
・顔を左右に動かしておっぱいを探す
などのサインを見せることがあります。
こうしたサインに気づいて授乳することで、赤ちゃんの授乳リズムを少しずつつかんでいきます。
授乳については、こちらの記事でも詳しく解説しています👇
👉「産後の授乳はいつから?授乳回数や母乳が出るまでを助産師が解説」
母子同室の大変なこと① ママが十分に休めないことがある
一方で、母子同室には大変なこともあります。
それが、ママがゆっくり休みにくいことです。
出産後のママは、身体が大きなダメージから回復している途中です。
会陰部の痛みや後陣痛、帝王切開後の傷の痛みなどがあることもあります。
そんな中で、
授乳
↓
おむつ交換
↓
寝かしつけ
↓
赤ちゃんが泣く
↓
また授乳…
という生活になるため、
「全然眠れない…」
と感じることもあります😢
特に夜間は、赤ちゃんが何度も泣いたり授乳が必要になったりするため、まとまった睡眠をとることが難しい場合があります。
母子同室の大変なこと② 「ちゃんとお世話しなきゃ」と頑張りすぎる
母子同室になると、
「せっかく赤ちゃんと一緒なんだから、全部自分でやらないと!」
と思ってしまう方もいます。
でも、産後の入院中はママが頑張りすぎる必要はありません。
授乳がうまくいかない。
赤ちゃんがずっと泣いている。
抱っこしても寝てくれない。
自分も眠くて限界…。
そんなときは、助産師や看護師に相談してください。
「赤ちゃんを預かってほしい」と相談することも、決して悪いことではありません🌿
施設の方針にもよりますが、ママの休息を優先して赤ちゃんを預かるなど、サポートを受けられる場合があります。
母子同室でも「休むこと」は大切
出産後の入院生活で、私がママたちに伝えたいのは、
赤ちゃんのお世話と同じくらい、ママが休むことも大切
ということです。
赤ちゃんのお世話を覚えるために母子同室をすることは大切ですが、ママの身体が回復していなければ、退院後の生活も大変になってしまいます。
赤ちゃんが寝ているときは、ママも一緒に横になる。
家族やスタッフに頼れるところは頼る。
できるだけ睡眠や休息をとる。
これも立派な産後ケアです☺️💕
夜間の母子同室が不安なときは?
「夜も赤ちゃんと一緒だと思うと不安…」
という方もいると思います。
でも、入院中は一人で夜を乗り越える必要はありません。
授乳がうまくできない。
赤ちゃんが泣き止まない。
どうしたらいいかわからない。
ママ自身が疲れ切ってしまった。
そんなときは、ナースコールを使って大丈夫です📞
助産師や看護師に相談してみましょう。
特に初めての育児では、わからないことがあって当然です。
「こんなことで呼んでいいのかな?」
と思わなくて大丈夫。
入院中は、困ったときに助けてもらいながら育児を覚える期間でもあります👩⚕️
帝王切開後や体調がつらい場合は?
帝王切開後は、傷の痛みや身体を動かしにくいことがあります。
また、経腟分娩でも会陰部の痛みや出血、後陣痛などで身体がつらいことがあります。
そんなときに、
「母子同室だから頑張らないと…」
と無理をする必要はありません。
赤ちゃんを抱き上げることや、おむつ交換など、身体に負担がかかる動作はスタッフに相談してください。
ママと赤ちゃんの安全を第一に、そのときの体調に合わせて過ごすことが大切です🌷
母子同室が「しんどい」と感じても大丈夫
母子同室と聞くと、
「赤ちゃんとずっと一緒にいられるなんて幸せ!」
というイメージがあるかもしれません。
もちろん、赤ちゃんと一緒に過ごせる嬉しさはあります。
でも、
「眠い」
「疲れた」
「少し一人になりたい」
「今日は赤ちゃんを預かってほしい」
と思うこともあります。
これは、赤ちゃんを大切に思っていないからではありません。
出産を終えたママの身体と心も、休む必要があるからです。
母子同室を「頑張るもの」と考えすぎず、その日の体調に合わせてスタッフに相談してくださいね☺️
まとめ
母子同室とは、ママと赤ちゃんが同じ部屋で過ごしながら、授乳やおむつ交換などのお世話をしていくスタイルです👶🏻
メリットとしては、
・赤ちゃんのお世話に慣れやすい
・赤ちゃんのサインに気づきやすい
・授乳のタイミングをつかみやすい
・退院後の生活をイメージしやすい
などがあります。
一方で、出産後のママは身体が回復途中なので、母子同室によって疲れを感じることもあります。
母子同室=ママが全部一人で頑張る、ではありません。
しんどいときは助産師や看護師に相談して、休息も大切にしてくださいね🌿
入院中は、赤ちゃんのお世話を練習するだけでなく、「困ったときに人に頼る練習」もしていい期間です。
退院してから一人で抱え込まないためにも、入院中にたくさん質問して、たくさん頼ってくださいね👩⚕️💕
次回は、いよいよ退院が近づいてきたときのお話です。
「退院前には何をする?」
ママの診察や赤ちゃんの診察、退院指導などについて解説します✨
産後の入院生活シリーズ
① 出産後の入院生活ってどんな感じ?入院日数やスケジュールを助産師が解説
② 出産後1日目は何をする?ママの体と赤ちゃんの様子を助産師が解説
③ 産後の授乳はいつから?授乳回数や母乳が出るまでを助産師が解説
④ 産後の「悪露」って何?量・色・期間と受診の目安を助産師が解説
⑤ 産後の入院中、赤ちゃんには何をする?検査・沐浴・体重測定を助産師が解説
⑥ 母子同室ってどんな感じ?メリット・大変なことを助産師が解説
⑦ 退院前に何をする?産後の診察・赤ちゃんの診察・退院指導を助産師が解説
⑧ 産後の入院中に聞いておきたいこと・やっておきたいこと


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