内診では何を見ている?子宮口の開き・赤ちゃんの位置を助産師が解説👩🏻‍⚕️

妊娠・出産

「内診しますね」と言われると、ちょっと身構えちゃいますよね😂

妊婦さんにとっては、決して「されて嬉しいもの」ではない内診。

でも実は、内診では子宮口が何cm開いているかだけを見ているわけではありません。

そして助産師は、内診だけでお産の進み具合を判断しているわけではありません。

陣痛・赤ちゃんの心拍・ママの訴え・これまでのお産の経過など、いろいろな情報を総合して「今、お産はどのくらい進んでいるのかな?」と考えています。

今回は、そんな「内診で何を見ているの?」という疑問について、助産師目線でわかりやすく解説します☺️

🩺 そもそも内診って何のためにするの?

「子宮口が何cm開いたかを見るため」

と思っている方も多いと思います。

もちろん、それも大切な目的の一つです。

でも実際には、お産の進み具合や赤ちゃんの状態を判断するために、いろいろな情報を確認しています。

そして、内診は毎回必ず行うものではありません。

ママにとって負担になることもあるため、陣痛の状況や赤ちゃんの心拍、ママの訴えなどを総合的に見て、「今、内診をして評価する必要がある」と判断したときに行います。

「なんとなく定期的にやっている」というわけではないんです😤✨

👶🏻 内診で何を見ているの?

子宮口の開き具合(開大)

まず有名なのがこれ!

子宮口がどのくらい開いているかを確認します。

お産が進むにつれて子宮口は少しずつ開いていき、最終的には10cm程度の全開大になります。

「子宮口○cmです」と言われるのは、この「開大」のことです☝🏻

子宮口の薄さ(展退)

実は「何cm開いているか」だけではありません。

子宮口がどのくらい薄くなっているかも見ています。

これを**展退(てんたい)**といいます。

お産が進むと、子宮口は開くだけではなく、だんだん薄くなっていきます。

なので、

「まだ3cmだから全然進んでない…」

とは限らないんです☝🏻

子宮口の開大と展退、両方を見ながらお産の進み具合を評価しています。

子宮口の向き・硬さ

子宮口には「向き」や「硬さ」もあります。

お産が進んでいくと、子宮口の位置や硬さも変化していきます。

そして、このような情報を点数化して、お産の進みやすさを評価する方法の一つが**Bishopスコア(ビショップスコア)**です。

Bishopスコアでは、

・子宮口の開大
・展退
・子宮口の硬さ
・子宮口の位置
・赤ちゃんの下降度

などを評価します。

「子宮口3cm」という一つの数字だけではなく、いろいろな情報を組み合わせて見ているんですね👀✨

👶🏻 赤ちゃんのことも内診でわかります

内診では、子宮口だけではなく、赤ちゃんの状態についてもいろいろなことが分かります。

赤ちゃんがどのくらい下がっている?(ステーション)

赤ちゃんの頭が、ママの骨盤の中でどのくらい下降しているのかも確認します。

これをステーションと呼びます。

簡単にいうと、

「赤ちゃんがどこまで下りてきているか」

を見る指標です。

子宮口が開いていても、赤ちゃんがまだ十分に下降していないこともあります。

そのため、

「子宮口の開き」+「赤ちゃんの下降」

をセットで見ています👶🏻✨

赤ちゃんはどちらを向いている?(回旋)

赤ちゃんの向きも確認します。

赤ちゃんは、お産が進む中で頭を少しずつ回旋させながら、ママの骨盤を通りやすい向きになっていきます。

そのため、

「赤ちゃんの頭のどの部分が触れるのか」

などから、**赤ちゃんがどの向きを向いているのか(回旋)**を確認します。

これも、お産の進み方を考えるうえで大切な情報です👀

💧 破水しているか、羊水の状態も確認します

破水の有無

内診では、破水しているかどうかも確認します。

破水している場合には、羊水の状態も重要です。

羊水が濁っていないか

羊水の色や性状も確認します。

例えば、羊水が濁っている場合には、赤ちゃんの状態をより注意して観察する必要があることがあります。

そのため、破水の有無だけではなく、

「どんな羊水なのか」

というところまで確認しています👀

🌸 産徴(さんちょう)も確認しています

「産徴」という言葉は、あまり聞いたことがないかもしれません。

産徴とは、お産が近づいたときなどにみられる、血液が混じった粘液などのことです。

内診の際には、

・産徴があるか
・どのくらい出ているか
・色や性状はどうか

なども確認します。

こうした情報も、お産の進み具合を判断する材料の一つになります🌷

👩🏻‍⚕️ 助産師は内診だけでお産の進み具合を判断していません

ここが、今回の記事で一番伝えたいところです😤✨

「内診して、子宮口が○cmだった」

これだけでお産の進み具合を判断しているわけではありません。

助産師は、

🩷 陣痛の間隔・強さ
🩷 赤ちゃんの心拍
🩷 ママの痛みや疲労
🩷 ママ自身の「なんか変」「いきみたい」などの訴え
🩷 出血や破水の状況
🩷 これまでのお産の経過
🩷 内診で得られた情報

などを全部合わせて考えています。

例えば、

「陣痛がかなり強くなってきた」

「ママがいきみたい感じが出てきた」

「赤ちゃんの心拍に変化がある」

「前回の内診から時間が経っている」

など、いろいろな情報を見ながら、

「そろそろ内診して、今のお産の進み具合を確認しよう」

と判断します。

これ、実は助産師のアセスメント力がかなり重要なんです😤💪🏻

内診の結果だけを見るのではなく、これまでの経過やママと赤ちゃんの状態を全部つなげて考える

これも助産師の大切な仕事の一つです👩🏻‍⚕️✨

🩷 内診は毎回するの?

内診は、ママにとって身体的にも精神的にも負担になることがあります。

そのため、必要な情報があるからといって、何度も何度も行えばいいというものではありません。

お産の進み具合やママ・赤ちゃんの状態を総合的に見て、

「今、内診をすることで必要な情報が得られる」

と判断したときに行います。

もちろん、施設やその時の状況によって頻度は異なります。

「内診が苦手…」という方も多いと思います。

痛みや不安がある場合は、遠慮せず助産師に伝えてくださいね☺️

できるだけ負担が少なくなるように、声かけをしたり、タイミングを考えたりしながら行っています🌿

🌷 まとめ|内診ではたくさんの情報を見ています

内診というと、

「子宮口が何cm開いたかを見るもの」

というイメージが強いと思います。

でも実際には、

👶🏻 子宮口の開大
👶🏻 展退
👶🏻 子宮口の向き・硬さ
👶🏻 Bishopスコア
👶🏻 赤ちゃんの下降度(ステーション)
👶🏻 赤ちゃんの向き(回旋)
👶🏻 破水の有無
👶🏻 羊水の性状
👶🏻 産徴の有無や性状

など、一度の内診からたくさんの情報を得ることができます。

そして、助産師は内診だけを見ているわけではありません。

陣痛、赤ちゃんの心拍、ママの訴えや全身状態、これまでのお産の経過など、さまざまな情報を総合して、

「今、お産はどのくらい進んでいるのか」

「次に何が必要なのか」

を考えています👩🏻‍⚕️✨

内診は決して「されて嬉しいもの」ではないと思います😂

だからこそ、必要なときに、必要な情報をしっかり得る。

そして、その情報をママと赤ちゃんの安全につなげていく。

これも助産師の大切な仕事の一つです🌸

「内診って、こんなにいろいろ見てたんだ!」

と思ってもらえたら嬉しいです☺️💕

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