「赤ちゃんが生まれたら、あとは終わり!」
……と思っていませんか?🥹
実は、赤ちゃんが生まれた直後から、ママと赤ちゃんそれぞれにたくさんの観察や処置が行われています👶🤱
赤ちゃんが元気に泣いている場合もあれば、少し手助けが必要な場合もあります。
そしてママも、赤ちゃんが生まれた後に胎盤が出てきたり、出血が増えていないか確認したり、産道の傷をチェックしたり……。
助産師からすると、
「赤ちゃん生まれた!やったー!😭💕」
のあとも、まだまだ大切な時間なんです👩⚕️
今回は、赤ちゃんが生まれた直後から産後2時間頃まで、ママと赤ちゃんに何をしているのかを助産師目線で解説します✨
👶 赤ちゃんが生まれたら、まず赤ちゃんの状態を確認
赤ちゃんが生まれたら、まずは赤ちゃんがしっかり呼吸できるように状態を確認します。
元気に泣いているか?
呼吸はどうか?
身体の色はどうか?
赤ちゃんの状態を見ながら、必要に応じて身体を刺激して呼吸を促します。
そして、施設や状況によってタイミングは異なりますが、臍帯を切ります✂️
赤ちゃんが元気に泣いていて状態が安定していれば、そのままママの胸元へ🤱💕
いわゆる早期母子接触を行うこともあります。
生まれたばかりの赤ちゃんを胸元に抱いたときの、
「本当に生まれたんだ……🥹」
という瞬間は、何度立ち会っても特別です。
🚨 赤ちゃんに蘇生が必要な場合はどうする?
一方で、赤ちゃんが生まれたときに、
・呼吸が弱い
・泣かない
・心拍が遅い
・身体の状態からサポートが必要
などの場合には、ママのところへ行く前に赤ちゃんの処置を優先することがあります。
その場合に使用するのが、
👶 インファントウォーマー
と呼ばれる赤ちゃんの蘇生台です。
ここでは、赤ちゃんを温かく保ちながら、呼吸や心拍などを確認し、必要に応じて蘇生処置を行います。
もちろん、すべての赤ちゃんがここへ行くわけではありません🙆♀️
元気に生まれてきた赤ちゃんは、状態を確認したうえでママのもとへ。
赤ちゃんの状態によって、その後の対応が変わります。
🤱 赤ちゃんが生まれた後、ママには何をする?
赤ちゃんが生まれたあと、ママ側でも大切な処置や観察が続いています。
まず待っているのが……
🌸 胎盤が出てくる!
赤ちゃんが生まれたからといって、お産が完全に終了したわけではありません。
このあと、子宮の中から胎盤が出てきます。
これが分娩第3期です。
胎盤が出てくるまでの間、助産師は、
🩸 出血量
🤰 子宮の収縮状態
🩺 血圧・脈拍などのバイタルサイン
👀 ママの全身状態
などを確認します。
💉 点滴も調整します
施設や分娩方法によって異なりますが、分娩時に確保していた点滴から、産後の出血に備えた輸液や薬剤を投与することがあります。
特に産後は、子宮がしっかり収縮しているかがとても大切。
子宮がしっかり縮むことで、胎盤が剥がれたあとの血管を圧迫し、出血を抑える働きがあります。
そのため助産師は、ママのお腹を触って、
「子宮はしっかり硬くなっているかな?」
ということも確認しています👩⚕️
🩸 胎盤が出たら、産道の傷をチェック
胎盤が出たら、
「これで全部終わり!」
……ではありません😂
ここからは、産道の傷がないか、出血が増えていないかをしっかり確認します。
会陰切開をした場合はもちろん、その傷の状態を確認します。
でも、実は見るのは会陰だけではありません。
赤ちゃんが産道を通って生まれてくることで、膣の中などに傷ができていることもあります。
外から見ただけでは分からない傷が隠れていることもあるため、必要に応じて膣の中なども確認します。
そして、傷がある場合には、どこがどの程度傷ついているのかを確認し、必要に応じて縫合します。
✂️ 傷を縫うときは麻酔を使います
会陰切開や裂傷など、縫合が必要な場合には、局所麻酔を使って処置します💉
傷の状態によっては、医師が縫合を担当します。
この傷のチェックは、とても大切。
もし傷を見落としてしまうと、
あとから出血が増えてしまったり、再度処置が必要になったりすることがあります。
だからこそ、赤ちゃんが生まれた後も、助産師や医師はママの状態をしっかり確認しています👀
👶 そのころ赤ちゃんは何をしている?
ママの処置をしている間、赤ちゃんも大忙しです😂💕
まずは身体を拭いて、体温が下がらないように保温します。
そして、
⚖️ 体重
📏 身長
📏 頭囲など
を測定します。
「え?体重測るだけじゃないの?」
と思うかもしれませんが、出生時の計測はとても大切な記録です。
だから私たちも、
「体重〇〇gです!」
など、声に出して確認しながら記録します。
数字を間違えないように、しっかりダブルチェックすることも大切です👩⚕️✍️
👀 赤ちゃんの全身もチェックします
体重や身長を測ったら、それだけで終わりではありません。
赤ちゃんの全身をざっと観察します👶🔍
たとえば、
・呼吸状態
・身体の色
・手足の動き
・手や足の指
・頭や顔の状態
・分娩による外傷がないか
・左右差がないか
など。
赤ちゃんが産道を通って生まれてくることで、頭や身体に一時的な変化が見られることもあります。
必要な場合は、さらに詳しく評価・診察を行います。
もちろん、このあと小児科医などによる診察が行われることもありますが、まずは生まれた直後から助産師も赤ちゃんの状態をしっかり観察しています👩⚕️
❤️ アプガースコアでも赤ちゃんを評価
赤ちゃんが生まれたあとに、
「アプガースコア」
という言葉を聞くことがあるかもしれません。
アプガースコア(Apgar score)は、生まれた直後の赤ちゃんの状態を評価するための方法です。
主に、
❤️ 心拍数
💨 呼吸
💪 筋緊張
👶 刺激に対する反応
🎨 皮膚色
の5項目を評価します。
一般的に出生後1分と5分に評価します。
ただし、アプガースコアは**「赤ちゃんが健康かどうかをこの点数だけで判断するもの」ではありません。**
赤ちゃんの状態を時間経過とともに評価し、必要な処置があるかなどを判断するためのひとつの指標です。
👁️ 産道を通った赤ちゃんには点眼をすることも
施設によって方法や実施の有無は異なりますが、赤ちゃんに点眼を行うことがあります👀💧
これは、分娩時に産道を通ることで感染する可能性のある細菌などによる新生児結膜炎を予防する目的があります。
「生まれたばかりなのに、もう目薬!?」
と思うかもしれませんが、赤ちゃんを感染から守るための大切なケアのひとつです👶✨
🤱 赤ちゃんの哺乳意欲が高い時間を大切に
そして、赤ちゃんが元気でママの状態も落ち着いていれば、授乳を始めることもあります🍼💕
実は、出生直後の赤ちゃんは哺乳意欲が高い時間があります。
そのため、ママと赤ちゃんの状態が安定していれば、早期の授乳や母子接触につなげていきます。
赤ちゃんが、
👶「おっぱい飲みたい!」
と一生懸命お口を動かしている姿を見ることもあります🥹💕
ただし、授乳のタイミングや方法は、ママと赤ちゃんの状態や施設の方針によって異なります。
🤳 ママが落ち着いたら、写真タイムも
出産直後は処置や観察でバタバタしていますが、ママと赤ちゃんの状態が落ち着いていれば……
写真撮影タイム📸💕
になることもあります。
「赤ちゃんと一緒に写真撮りますか?」
と声をかけることも。
生まれたばかりの赤ちゃんとの写真は、この瞬間しか撮れない特別な一枚ですよね🥹
もちろん、まずはママと赤ちゃんの安全が最優先です👩⚕️👶
🚨 産後2時間は特に出血に注意!
そして、助産師が特に注意して観察しているのが、
産後の出血です。
赤ちゃんが生まれて胎盤も出たあとも、
🩸 出血量
🤰 子宮の硬さ・収縮
🩺 血圧
❤️ 脈拍
🌡️ 体温
😌 ママの顔色や気分
などを継続して確認します。
特に出産直後は、出血が増えることがあるため、慎重に観察します🚨
施設によって異なりますが、経過が安定していれば、産後しばらくは分娩室などで過ごしながら観察を続けることが多いです。
「赤ちゃん生まれたし、ゆっくり休める〜🥹」
と思ったら、
「血圧測りますね〜」
「出血見せてくださいね〜」
「お腹触りますね〜」
と、助産師がちょこちょこやってきます😂
でもこれも、ママの安全を守るためにとても大切な観察なんです👩⚕️
🌸 赤ちゃんが生まれた後も、助産師は大忙し!
出産って、
「赤ちゃんが生まれた瞬間がゴール」
と思いがちですよね。
でも、助産師からすると、
赤ちゃんが生まれた瞬間から、ママと赤ちゃんそれぞれの新しい時間が始まる
というイメージです。
赤ちゃんの呼吸や心拍を確認して、必要なら蘇生。
ママは胎盤が出るのを待ちながら、出血や子宮収縮を確認。
胎盤が出たら産道の傷をチェック。
必要なら麻酔をして縫合。
その間に赤ちゃんは身体を拭いて、体重や身長を測って、全身を観察。
さらにアプガースコアで状態を評価して、ママと赤ちゃんの状態が安定していれば授乳や母子接触へ🤱💕
そして産後2時間ほどは、特に出血に注意しながらママの状態を見守ります。
こうして見ると……
赤ちゃんが生まれた後も、やることいっぱいでしょ?😂👩⚕️
でも、どれもこれも目的はひとつ。
「ママと赤ちゃんが安全に出産を終え、その後の時間を安心して過ごせるようにすること」
です🌿
出産直後は、ママも疲れているし、頭がぼーっとしていて何をされているのか分からないこともあると思います。
「今何してるんだろう?」
と思ったら、遠慮せずに助産師に聞いてみてくださいね😊
次回は、この分娩シリーズの最後。
出産後のママの身体にはどんな変化が起こるのか?
産後の身体や回復について、助産師目線で解説していきます🌸
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